4/23
模試が明日に控えている。
前回は少し悔しい結果に終わってしまった。
仕事が立て込んでいたこともあり、復習に時間が取れなかった。
一級建築士は相対試験なので、◯点以上の得点で合格というものではない。
ただ、来年は「90/125点」程度で合格となる。
家には山のように参考書が積まれ、毎週出される宿題がバインダーにどんどん綴られていく。
頭の中に情報を“入れる“のではなく“定着“させる。
大人になって勉強が持つ魅力に気付けた(もちろん面倒臭い部分の方が大きい)。
コレクターが棚に宝物を並べるのと同じように、頭の中に各教科の情報が整理されていく感覚がある。
覚え方、情報の関連付け、原理原則の理解。
情報の定着には色々なパターンがあると思う。
そのどれもが一朝一夕では身につかないのは確かだ。
一段一段足場を積み上げ踏み固める。
振り返るといつの間にか高い所まで登ってきていた。
てっぺんまではもう少し。
24:10
4/22
緊急事態宣言が発令されるらしい。
この一年で自粛慣れしてしまったため新鮮さはない。
慣れは怖い。
緊張感が薄れる中、感染の危険性だけが増殖していく。
職場にはいつもの変わらない業務が待ち構えている。
新規採用の子に電話の取り方を教えてあげながら自分の仕事をこなす。
優しくする事だけが成長になるとは思わない。
自分で解決する能力を養う必要がある。
ただ、人間としては好かれるようになりたいとは思う。
「この人は信頼できる」と。
夜。
お休みだったよっちゃんが職場の近くまで来ていたので、夜ご飯を一緒に食べた。
お互いが食べたい物を確認し合う。
「そっちの食べたい物でいいよ」
よっちゃんがIKEAで買った商品を嬉しそうに抱えている。
大きいガラス製のタッパーを買ったらしい。
あとは、綺麗な霧吹き。
模試が控えているので
勉強机に向かった。
内容が難解で問題がなかなか進まない。
気分転換に皿洗いをした。
僕は皿洗いが好きだ。
汚れた皿が次々となくなっていく。
努力に対して成果が分かりにくい時がある。
それでも一歩ずつ。
努力を積み重ねる。
24:06
4/21
スーツのジャケットを脱ぎ、陽だまりをたどりながら駅まで歩く。
靴底が擦り減り始めている。
そろそろ修理に出そう。
駅の地下一階に修理屋さんがある。
新規採用の子に仕事を教える。
できるだけ丁寧に。
次から次へと未知の事象が迫ってくると心が擦り減るだろう。
急ぎながらメモを取っていた。
「目の前の居酒屋さんでお弁当売ってるよ」
自分の仕事も後を絶たない。
今週末には模試があるのでインプットの時間が欲しい。
普段より少し早めに仕事を終えた。
まだ閉店まで時間があったので、外でご飯を済ませて帰宅した。家でご飯を食べるとその後ダラダラしてしまう傾向がある。
一直線に勉強机に向かった。
さっきまで聴いていたPodcastを名残惜しく停止させる。
カフェオレを淹れる。
少し砂糖を入れすぎた。
24:13
4/20
今日は僕の職場に新規採用の子がやってきた。
緊張した様子を見ると昔の自分を思い出す。
就職活動の洗礼を受け、受け答えも昇華されていた。
肩の力を抜ける日はまだ先になるかもしれないけれど、芯を保って頑張ってほしい。
残業が常態化してしまっている。
陽気な気候の中、よっちゃんとどこか遠くにのんびりしに行きたい。
広い公園でおにぎりを食べるとか。
今週末は模試がある。
勉強を追い込みたいところだけど、夜ご飯を食べると疲れて横になった。
資格学校がわかりやすくギアを上げるタイミングを示してくれているのに、それに乗れていない。
どこかで時間を確保しよう。
今日は早めにベッドについた。
23:15
4/19
仕事や勉強をしている夢を見た。
最近また眠りが浅くなっている気がする。
よっちゃんの寝言を思い出して笑った。
明日は異動がある。
僕は対象者ではないけれど、環境が変わる。
僕の隣には新規採用の子が座るらしい。
大学を出たばかりの男の子。
目に映る全てが新鮮で、脳の処理が追いつかないだろう。
しっかりサポートしてあげよう。
異動してしまう同期と喋った。
「頑張って」
夜は仕事で関わっている商店街の人達とのミーティングに参加した。
自分たちのやりたい事をブレインストーミングする。
楽しい事を考えて口に出すことは大切だ。
口に出さないと物事は始まらない。
沢山のアイデアが共有され、形を成していく。
帰宅して風呂に入ると23:30を過ぎていた。
勉強机に向かう。
明日の自分のために。
25:01
4/18
8:00 ジョギングを始めた。
SpotifyからシャッフルでRADWIMPSが流れてくる。
30メートルほどの距離を全力疾走してみた。
脚の回転数を上げると、筋肉がみるみる疲労して喉の奥から血の味がする。
身体がなまっていた事を実感する。
よっちゃんのマックグリドルと僕のソーセージマフィンを駅前で買って帰宅した。
午後からはスーパー銭湯に行く事にした。
お昼ご飯は古びれたフードコートでチーズナンを食べた。
大人になってから初めて食べたもので一番衝撃を受けた食べ物はチーズナンだ。
よっちゃんに教えてあげると、一瞬で魅了されていた。
今日もよっちゃんは一口目をかじると瞳を閉じて美味しさに悶絶していた。
スーパー銭湯ではサウナに入り、心身を整えた。
漫画を読むスペースがあるので、そこで僕は勉強をした。
よっちゃんは昼寝に勤しんでいる。
帰り道、いつの間にか遅くなってしまったので最近ハマっている唐揚げ弁当を買って帰った。
「今日はおいしいものばっかりだね」
24:01
4/17
夢を見た。
ダイアンの津田と一緒に大学のゼミ室のような場所でふざけ合っている。
椅子の上からスーを贈呈してくる津田を適当に受け流す。
よっちゃんに夢を報告すると羨ましがっていた。
よっちゃんは津田が好きらしい。
土曜日が土曜じゃなくなって半年以上経つ。
朝早くから資格学校に行く準備を進める。
何も考えずベッドの中で漫画でも読みたい気持ちを押し殺し、家を出た。
辛い食べ物は好きなんだけど、翌日お腹の調子が悪くなる事がネックだ。
昨日食べた辛い唐揚げのせいで今日は少しお腹が痛い。
人よりお腹が弱いのかもと、最近になって気づいた。鳥刺しを食べて2回も高熱を出した事もある。
人生において傾向と対策を心がける事が大切だ。今日もどこかでPDCAが回っている。
何回か質問をした事がある講師が僕の顔を覚えてくれていた。
「今日は質問無い?」
「はい大丈夫です、ありがとうございます。」
よっちゃんが昨日の僕の唐揚げ弁当を羨ましがっていたので、今日も買って帰る事にした。
だし巻き玉子が気に入ったみたい。
「優しい味だね」
23:51