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よっちゃんが早起きしている。
売り場の改装作業で今日も大変らしい。
せっかくなので通勤電車を揃え、一緒に家を出ることにした。
日曜日に散歩する時のように、他愛のない話をしながら通勤する。
よっちゃんが僕が降りる駅の1つ手前で降りてしまった。
現実に戻ることを拒絶するように、イヤホンを付けた。
最近また生産性のない説明資料作りが始まった。
誰を喜ばせる仕事なんだろうか。
ゲージがすり減る。
回復しないまま帰宅。
勉強に励もうにも、残された体力はわずかだ。
よっちゃんも疲れ果てて帰ってきた。
狩人から命からがら逃げる小鹿のように、日曜日まで生きながらえる。
25:05