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この時期のアートイベントに職場の人と行くのが毎年の恒例行事になっている。
二日酔いの胃に一抹の不安を覚えながら、バスに乗った。
曲がりくねった山道を進む。
途中カメムシが窓にしがみついてきた。
思いもよらず長距離移動してしまうカメムシ。家族は心配してないだろうか。
そんなことを考えながら吐き気を遠ざけた。
朝から夜までアートを見た。
表現することは難しい。
歌や映像はたくさんの人がテンプレートを作った上に、新しい感動を求めて日々たくさんの脳みそが稼働して新しい作品を作っている。
現代美術と一言で語られてしまっている作品たちは、0からの創出。
等身大の自分から生み出される象徴に、どれだけの意味を与えられるんだろうか。
二日酔いのぼくは、冷たくなった手を擦って熱を生んでみた。
23:51