soyboy の日記

日記です

2/24

「今日は友達の家でご飯会の日」

よっちゃんが支度しながら言った。

 

一人の夜を想像する。

そうだ、カップラーメンを食べよう。

 

朝は花粉症対策でヨーグルトを食べ、薬を飲んだ。

1回3錠。

水で流し込もうとしたけど、一粒だけ口の中に残ってしまった。

口の中に苦味が広がる。

慌てて水を含み、胃に流し込む。体にバリアが張られたきがした。

 

 

今日は寒いからなのか、くしゃみは出なかった。

ただ、副作用で頭は重い。

濃い霧の中で映画を見ているような感覚。

目を凝らすと映像が出てくるんだけど、気を抜くとまた真っ白になる。

コーヒーを飲む。

白い霧が少し色づいた気がする。

 

 

帰り道、一人暮らしだった頃は夜何をしてたんだろうかと考えた。

テレビを見たり、誰かとメールをしたり、ダウンタウンの動画をYouTubeで片っ端から見たりして、日々を浪費していた。

 

 

キムチ味のカップラーメンと、昨日のすき焼きの残りを食べた。

ラーメンは思ったより美味しくなかった。

 

結局、特別な事はなく勉強を進める。

これでいい。

 

よっちゃんが帰ってきた。

勉強はこの辺にして、今日の話を聞こう。

 

「おかえり」

 

f:id:soybase:20210225005459j:image

 

 

 

 

 

00:55

 

 

 

 

 

 

2/23

前日夜更かししたので目覚めが悪い。

花粉症のせいか、頭がぼーっとする。

実家にいた頃は森林に囲まれて生活をしていたのに、都会に来てから花粉症を発症した。

大気汚染と併せて花粉を吸い込む事でアレルギー反応が出るらしい。

 

寝ぼけながらよっちゃんとドーナツを食べ、駅まで見送る。

帰り道で薬局に寄って薬とヨーグルトを買った。

 

 

休みの日の昼は大体パスタ。

アンチョビとニンニクを入れた、クリームスパゲティを作った。

食後にさっき買ってきた花粉症の薬を飲んで、少し昼寝した。

目覚めると、目の痒みもくしゃみも止まっていた。

 

溜まった洗い物を片付け、勉強に集中する。

 

 

この前貰った春菊を使って、すき焼きを作ろう。

ふるさと納税で貰った高級なお肉もある。

 

お腹を空かせたよっちゃんが帰ってくる。

大きなお肉を卵にくぐらせる。

 

 

 

 

f:id:soybase:20210224081637j:image

 

 

21:51

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/22

仕事中、よっちゃんからラインが来た。

新宿御苑でお団子食べた時を思い出したよ」

今日も暖かい。

新宿御苑でふたり桜を眺めた時を僕も思い出す。

春はあまり好きじゃない。

環境の変化や、新しい事への挑戦が迫り、浮き足立ってしまう。

 

不安や寂しさを埋め合わせるように、無理やり明るく咲く桜が春の代名詞にされている。

 

 

新宿御苑でお団子を食べた時は、ふたりに1年間のお別れが迫る日だった。

大切にすくいあげても流れ落ちてしまう時間を、何としてでも留めようと、たくさん写真を撮った。

 

 

 

桜のように、寂しさを埋め合わさるように。

 

 

春が来ている。

小さくくしゃみをした。

 

 

 

f:id:soybase:20210223205134j:image

 

 

 

 

 

 

26:00

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/21

朝、嫌がるよっちゃんを起こしてジョギングに行く。

「帰りにドーナツ買ってあげるから」

透き通った青空の下、少し冷たい空気を切って走る。

よっちゃんは海辺のアウトレットで買ったNIKEのランニングシューズをとても気に入っていて、軽快に走り抜ける。

「飛んじゃうぐらい走りやすいよ」

 

 

帰ってシャワーを浴びる。

サウナの後のような充実感だった。

今日はこの後仕事の関係で少し商店街まで行かないと。

 

よっちゃんを家に残し、外に出る。

地域の人たちの畑仕事を手伝い、わさび菜と春菊を貰った。

今度すき焼きに入れてみよう。

 

 

夕方、よっちゃんと合流しカメラを修理するために電器屋さんに行った。

症状を説明するときに限って今まで全然動かなかったカメラが起動してしまった。

 

大事に使っていたカメラだった。

離れるのを嫌がるようにも見えた。

 

 

 

ユニクロで何着もパーカーを試着し、黒を買った。

 

 

Saturdays surf NYCでカフェラテを飲んだ。

このお店のモルタルと木と鉄のバランスがとても好きだ。

そこに適度な緑が添えられている。

 

チワワが2匹、コーヒーの匂いに誘われて足を止めていた。

飼い主がそれを待ってあげていた。

 

 

 

f:id:soybase:20210222082335j:image

 

 

 

 

 

 

23:00

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/20

朝。

よっちゃんが支度を始める。

バルミューダの電子レンジから心地いいギターのアラーム音が聞こえた。

昨日作っておいた筑前煮を温めているらしい。

もう少し煮詰めて味を浸透させたかったけど、お椀にいっぱい食べてくれていた。

 

野菜達をエネルギーにして、駅まで一緒に歩く。

腕を振り、身体中に血を循環させる。

 

 

今日も資格学校。

定着度を測るテストを1問間違えてしまった。

落ち着いて考えれば何ともない問題だったのに。

自分が出した答えを見直す事は大切だ。

それがまだ修正できる間なら。

提出後のテストの点数を惜しんでしても仕方がないので、次のステップに進もう。

 

 

学校が終わり、時計を見ると20時を過ぎていた。

テイクアウトのお弁当が街に並ぶ。

イデアと工夫で今を乗り越える。

日々、修正を繰り返しながら。

 

 

夜、友達に誘われてはじめてFPSのゲームをやってみた。

閉塞感から少し解放された気がした。

 

出来ることを見つめ直す。

もともとそこにあったものの価値を再確認する。

 

 

 

 

ゲームに集中していたら、いつの間にかよっちゃんがベッドで眠っていた。

僕もそっと布団に入る。

 

暖かさを感じとる。

 

 

 

 

 

f:id:soybase:20210221112521j:image

 

 

 

 

26:01

 

 

 

 

 

 

2/19

今日も気温が低い。

日曜日に垣間見えた春の日差しが、本格的に顔を出すのはまだ当分先みたい。

2019.4.6僕たちは結婚式を挙げた。

「今日は晴れ、ピカピカの晴れです。」

よっちゃんが当日読み上げた手紙にはそう書かれていた。

晴れ女の肩書きの通り、その日は今までのどんな晴れよりも、穏やかで優しさに包まれた日にしてくれた。

その翌日からは寒が戻り、風が新緑を吹き荒らしていた。

 

そんなことを思い出しながら、寒い坂道を小走りで下った。

 

 

 

仕事の都合で少し外に出た。

オフィスの空気とは全然違う、透き通った空気。

パソコンの前で疲弊した細胞をリセットし、夕方の仕事を終える。

 

 

帰宅して、よっちゃんと電気自転車の話をする。

僕はタイヤが小さいタイプを推すがよっちゃんはあまり気に入らないみたい。

よっちゃんは高い買い物をする時はものすごく熟考し、この世の全てのサイトを比較した上で不安げに購入を決断する。

僕は比較的思い切りで買い物をするタイプ。

 

電動自転車が我が家に導入される日は来るのだろうか。

 

 

せっかくだし、この時間も楽しもう。

 

 

 

 

f:id:soybase:20210220090257j:image

 

 

 

 

 

 

 

21:59

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/18

携帯見た。外気温が-2℃らしい。

慌てて布団の中からエアコンのスイッチを入れ、部屋を温める。

まだ暖まり切らない部屋で着替えを始める。よっちゃんが仕事の準備をする頃には適温になっているだろうか。

 

オレンジのマフラーをした青年が電動自転車で颯爽と走り抜けた。

もし自分が電動自転車を手に入れたら生活は変わるのだろうか。

活動範囲の半径が広がり、「近くの公園」が増える。もしかしたらあの図書館もテリトリーに入るのか?

少しワクワクした。

 

 

会議の進行を終える。

椅子に深く腰掛け、温かいコーヒーを口に含む。

コーヒーは深煎りが好きだ。

 

 

 

家に帰ると炊飯器に沢山のご飯が残っていた。

コストコで妹が買ってきてくれていた、プルコギを使って、ガーリックライスを作ろう。

ネギとニンニクがオリーブオイルで香ばしく色づく。

プルコギが少し甘すぎたのでブラックペッパーで引き締めた。

 

よっちゃんが帰ってきて、美味しそうに食べていた。

「多めに作ったから残してもいいよ」

「いや、全部たべられそう」

 

 

 

"長野のガウディ"という80歳を超えても自邸を自分の力で作り続けるおじいさんの番組を2人で見た。

「年老いると涙が滲んで出てくるんだね」

よっちゃんが言った。

 

f:id:soybase:20210219081511j:image

 

 

 

21:19